第25章机の下でのからかい

セリーナは小さく笑い声を漏らし、デイジーのカップに紅茶を注ぎ足した。「あなたの言う通り、じきに彼もそうなるかもしれないわね。だから、怒ってエネルギーを無駄にする必要なんてないでしょう?」

デイジーは彼女の不気味なほど落ち着き払った態度を観察し、その顔に困惑の色を浮かべた。「ロスウェルさん、何を言っているんですか? まさか、あなたは――」

「いいえ。深読みしないで」

セリーナは現在、自身の持つ株式の譲渡手続きを進めている最中だった。今はどんな面倒事も起こすわけにはいかない。それに、この会社には彼女が長年流してきた血と汗と涙が詰まっているのだ。チェイスの気まぐれで台無しにさせるつもりは毛頭な...

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